1月21日(金)、定例の山口県ゴルフ協会競技委員会を開催いたしました。
今年度の主な改正点は下記のとおりです。

○コロナ禍での競技運営について
プレーヤーの皆様には、競技運営における新型コロナウイルス感染防止対策にご理解とご協力をいただき、誠に感謝申し上げます。おかげをもちまして、当協会主催競技会における感染やクラスターは発生しておりません。現在、オミクロン株による第6波が広がりを見せておりますが、現時点では予定通り競技を開催する予定です。しかしながら、今後どのような状況になっていくのかは予測がつきませんので、競技参加に伴い、その時々の状況により、健康観察票の提出など、追加の感染防止対策をお願いする可能性があります。ご理解のうえご協力をお願いいたします。 

〇各種競技の変更点やローカルルールについて
・山口県民ゴルフ大会1次予選
2019年のゴルフ規則の大幅改正以降、プレーの円滑な進行を促すため、県民ゴルフ大会1次予選のみ、すべての予選会場でローカルルールとして採用しておりました「ローカルルールひな型E-5(紛失球やOBの球についてストロークと距離にかわる選択肢)」ですが、正確にルールを把握しているプレーヤーが少なく、トラブルとなることがあるため、2022年度より採用しないことが決定しました。しかしながら、1次予選はさまざまなレベルのプレーヤーが参加することから、進行のことを加味し、「ティーショットがOBや紛失球の場合、2打罰のもと、特設ティーからプレーを続行することができる。」というローカルルールを採用することになりました。

・プレーのペースに関するローカルルールの採用について
近年、ほとんどのプレーがセルフプレーになっていることもあり、当協会主催競技においても、たびたびスロープレーが問題となります。しかしながら、スロープレーを改善することは非常に難しく、競技に参加するすべてのプレーヤーがプレーファーストの意識を持ち、後続組を待たせないという配慮をしない限り改善はできません。競技委員会としては、すべてのプレーヤーにスムーズに気持ちよくプレーをしていただきたいとの思いから、不本意ではありますが、プレーのペースに関するローカルルールを採用することにいたしました。その内容につきましては、実際の競技運営時の競技委員の人数等を考慮し、現在検討中でございます。
各種競技の前にお配りするローカルルールおよび競技の条件に記載する予定ですので、必ず目を通してご確認ください。

・クラブの長さを制限するローカルルールひな型G-10、およびグリーンリーディング資料の使用を制限するローカルルールひな型G-11について
昨年、R&AとUSGAが、2022年1月1日より利用可能となる、クラブの長さを制限するローカルルールひな型G-10、およびグリーンリーディング資料の使用を制限するローカルルールひな型G-11を発表いたしました。当協会主催競技において、この2つの新しいローカルルールを採用するか否かを検討した結果、いずれのローカルルールも採用しないことが決定いたしました。
中国ゴルフ連盟(CGU)主催競技においても、2022年度はいずれのローカルルールも採用しないとのことでございます。ただし、日本ゴルフ協会(JGA)主催競技では、現時点では、G-11は採用しませんが、G-10はほとんどの競技で採用する予定とのことで、JGA主催競技に出場する選手の皆様は、必ずその競技の競技規定・ローカルルールおよび競技の条件の確認をお願いいたします。

・電磁誘導カート用の2本の人工の表面を持つ軌道のローカルルールについて
2022年度のすべての中国ゴルフ連盟主催競技において、電磁誘導カート用の2本の人工の表面を持つ軌道があるコースで開催の場合、その2本の人工の表面を持つ軌道に関するローカルルールを「電磁誘導カート用の2本の人工の表面を持つ軌道は、全幅をもってカート道路とみなす。球がこのカート道路の上にある場合、あるいはカート道路がプレーヤーのスタンスや意図するスイング区域の物理的な障害となる場合、プレーヤーは規則16.1bによる救済を受けなければならない。」に統一するとの連絡がありました。
当協会競技委員会において、中国ゴルフ連盟主催競技に出場する選手が間違えることのないように、当協会主催競技においても同様のローカルルールに統一するかを検討いたしましたが、「スタンスがかかるだけでも救済を受けなければならない」というこのローカルルールを採用することは、救済を受けることによって、急な法面などの悪条件となる箇所にドロップを強いることがあり、プレーヤーが不利になる可能性があることから、当協会主催競技においては採用しないことが決定いたしました。当協会主催競技のほとんどは「電磁誘導カート用の2本の人工の表面を持つ軌道は、全幅をもってカート道路とみなす。球がこのカート道路の上にある場合、プレーヤーは規則16.1bによる救済を受けなければならない。」としており、このカート道路にスタンスがかかるだけの場合、そのまま打つことができます。宇部72CCおよび下関ゴールデンGCで開催の場合のみ「電磁誘導カート用の2本の人工の表面を持つ軌道は、全幅をもってカート道路とみなす。」というローカルルールを採用しており、球がそのカート道路の上(2本の人工の表面を持つ軌道の間の芝生の上)にあっても打つことができます。ゴルフ規則1.3b(1)には「プレーヤーはゴルフ規則を適用する責任がある」とあります。規則を適用するには、ゴルフ規則はもちろんですが、出場するその競技のローカルルールを把握する必要があります。競技に出場する時は、インフォメーションを確認するなど、必ずその競技のローカルルールに目を通すことを習慣づけてください。

・2022年度 当協会主催・主管競技における行動規範ついて
2022年度の当協会主催・主管競技における行動規範について協議いたしました。
 2022年度の当協会主催・主管競技における行動規範はこちら

 ○シード関係
1.アマ予選通過者およびアマ決勝シード選手に付与されていた県民ゴルフ大会2次予選へのシードが、2023年度(第51回)山口県アマチュアゴルフ選手権(予選開催日:2022年10月14日、決勝:2023年4月開催予定)から廃止されます。
このシードを付与することになった経緯は、2013年~2019年の間、県民ゴルフ大会1次予選の開催日程が、中国アマチュアゴルフ選手権競技の日程と被っていたことによります。しかしながら、2020年以降、日本アマチュアゴルフ選手権の日程が前倒しになったことにより、中国アマチュアゴルフ選手権競技の日程も前倒しとなりました。これに伴い、当協会主催競技の日程も見直しをした結果、県民1次予選の日程も4月上旬に変更となり、日程が被らなくなっております。よって、本来、目指すところの違うまったく別の競技会であることから、アマ予選通過者ならびに決勝シード選手へ付与されていた県民ゴルフ大会2次予選へのシードを廃止することになりました。
※2021年10月21日に開催された2022年度(第50回)山口県アマチュアゴルフ選手権予選通過者および2022年4月20日・21日開催の決勝シード選手には、当初の規定通り、2022年度(第26回)山口県民ゴルフ大会2次予選(2022年9月27日)へのシードが付与されます。

2.2022年度 各種競技のシード選手(1月21日現在)
第50回 山口県アマチュアゴルフ選手権決勝競技シード選手はこちら
第10回 山口県ミッドアマチュアゴルフ選手権競技シード選手はこちら
第44回 山口県シニアゴルフ選手権競技シード選手はこちら
第26回 山口県民ゴルフ大会2次予選・決勝シード選手はこちら

3.過去の競技成績および2022年度の競技成績により与えられる、2023年度の各種競技のシードについて
2023年度の各種競技シード選手はこちら


〇中国ゴルフ連盟主催各種競技への当県からの予選通過人数および各競技のシード選手について
中国ゴルフ連盟より、各県で予選を開催する中国ゴルフ連盟主催競技の予選通過者数およびシード選手の通知がありました。山口県からの各種競技への出場枠およびシード選手は下記の通りです。

・中国アマチュアゴルフ選手権競技 23名
吉本 翔雄(YGA)

・中国ミッドアマチュアゴルフ選手権競技 26名
該当なし

・中国シニアゴルフ選手権競技 35名
亀石 浩幸(柳井CC)

・中国ミッドシニアゴルフ選手権競技 29名
田中 昌宏(岩国センチュリーGC)
山本 治(美和GC)
金城 三郎(宇部72CC)
村本 雅典(プレジデントCC山陽)

・中国グランドシニアゴルフ選手権  ※予選は中国ゴルフ連盟が開催
山田 雅大(和木GC)
野島 洋二(宇部72CC)
植村 義行(プレジデントCC山陽)

・中国アンダーハンディキャップゴルフ選手権競技 31名

・中国インタークラブゴルフ競技 4クラブ